お子さんが少年野球チームに入ったお母さんのための話 その2「グラウンド(野球場)の見方、名称」

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野球場の各部の名称を知っておくと便利!

 ということで、以下図解にします。まずは、基本となるベースから覚えてください。ぜひ、息子さんと一緒に見て、覚えてください。1塁とか2塁とか、それくらいはわかるよっていう人は、その次の図解を見てください。

各塁(ベース)の位置

 バッターが打球を打つと、1塁に向かって走ります。1塁がセーフになると2塁へ、2塁がセーフになると次は3塁へと向かい、本塁までアウトにならずに戻ってきたら、1点が入ります。(この得点の仕組みは、なんとなく知っている人も多いと思います)

■それ以外の場所などの名称

 野球は、ピッチャーが、キャッチャー(あるいはその斜め前にいるバッターの横)に向けてボールを投げて、バッターがそのボールを打つことでプレイが動き出します。

 その土台となる、ピッチャーが投球を始めるために踏む「ピッチャープレート」(会話ではただ「プレート」と言うこともあります)や、バッターが入ってバットを振る場所「バッターボックス」はご存じの方も多いかもしれません。

 「キャッチャーボックス」や「コーチャーズボックス」、「スリーフットライン」は知らなくても、そんなに困ることはないと思いますが、一応お伝えしておきます。お子さんが質問してくることも、あるかもしれません。

■補足&上級編

 さらに、補足&上級編です。

 

 実際に野球をやってる大人でもあまり言葉として使ったことがないのが、「ダートサークル」です。これは知らなくても全く問題ないです!

 ピッチャーが投球をする場所、少し高くなっている場所がありますが、そこは「マウンド」と呼ばれます。こちらはふつうに使う言葉です。

 また、外野内野は、基本的に外野の芝生と土の境目で分けるのが一般的ですが、ルール上はあまり厳密に気にする必要はないです。芝生と内野の区切りとなる、境目のことは「グラスライン」と呼びますが、これは自分もほとんど使った記憶がない言葉なので、知らなくても問題ないです。

 「マウンド」については、以下にピッチャー経験者にしかわからない「マウンドあるある話」を記しておきますので、参考にしてください。(少年投手にとってはとても重要なアドバイスも含まれているかもしれません)

ピッチャーしか知らない、マウンド あるある話(プチアドバイス)
 ピッチャーをやったことがない人にはわからないと思うのですが、とにかく、マウンドで投げることはなかなか大変なんです。
 まず、ブルペンは平坦で、マウンドに行くと傾斜があるので、より投げ下ろす感覚がつかめないと高めに浮いてしまう…ということ。練習ではよかったのにマウンドではストライクが入らないというのは、ピッチャーあるあるなんですが、マウンド自体の傾斜以外にも、じつは、ちょうど自分の足を置きたいところがぬかるんでいたり、前の試合でボコボコに深く掘られていたり、あるいは自分の前に投げたピッチャーがヘンな角度に深く削っていたり、ということは普通にあるんです。(よく言われる、メジャーリーグの”固いマウンドは、そういう「堀り合い・崩し合い」がないので「いいなあ」と憧れます。ちなみに東京ドームのマウンドはメジャーに近いのか、かなり固くて、全然掘れなかったので、とても投げやすかったです。)
 なので、ピッチャーが試合で結果を出すためには、最終的には、能力云々以上に、マウンドに上がってから、いかにそこの「マウンド」を自分なりに削ったり、なじませたり、相手の投手のとのマウンドの削り合いにも勝って、自分の実力が発揮できる形に整えていくか、ということがとても重要になります。でも、これ、本当にけっこう大変なんですよ…。
 が、小学生や野球を始めたばかりのピッチャーは、そんなことを教えてもらわっていないし、ベンチから見てもマウンドがどれくらい荒れているかはわからないので、子供が投げにくいマウンドで困りながら投げている、ということがよくあります。また、小学生はまだまだ足の筋力がないので、簡単に土を掘ったり、崩したりできない、ということもあると思います。
 でも、少なくとも、そういうことあるんだね、って知っておくと子供たちのプレイも違って見えてくるかと思います。また、投げにくかったら、投げる前に整地していいんだよ、ってぜひ息子さんに教えてあげてください。

■グラウンドの塁間や打席サイズなどはこちら
https://hanapen.news/2019/11/01/bb-ground/

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